So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

阪急電車 [Book]


あまりブログで読書について触れたことはないが、
実は私の趣味の一つは読書である。
読むスピードが早いので、あっという間に読み終わってしまう。
置いておく場所も無いので、
ほとんどが、Book offで買う100円の中古、
読み終わったらそのまま捨ててしまう。

好きな作家は、村山由佳、江國香織、昔は遠藤周作が好きだった。
村山由佳と遠藤周作の作品は、たぶん全部読んでると思う。
よしもとばななも読破してるかも。
日本語だとすらすら読んでしまいお金がもったいないから、スピードダウンのために、シドニーシェルダンの原書もかなり読んだ。

主に通勤時間に読んでいるのだが、集中しているから、たまに乗り過ごしそうになる。
通勤時間は人より長いので、私にとって貴重な趣味の時間でもある。

お薦めの本レビューを読んで、読みたくなった2冊の本を購入。
そのうちの1冊が、最近映画にもなった「阪急電車」

image-20110715203344.png

これが、最高に面白かった。
まだまだ読みたくて、最後はゆーっくり読んでみたけど、一日の往復で終わっちゃった。

阪急今津線を舞台に繰り広げられるオムニバスなのだが、ちょっとずつ登場人物が重なり、
各駅ごとに、物語が展開してゆく。

色んな人が出てくるのだが、
自分に重なる人が多くて、なんだかしんみり。

具体的に書くと生々しいから敢えて割愛。
けど3人はいたな。

登場人物への親近感もさることながら、
そのテンポのよさと温かい話がよいのだよ。
さらっと読み終わるわりに、
心に残るホッコリな気持ち。

巻末の解説を読むのも好きなのだが、
先日亡くなった児玉清さんが書かれていた。
作家や俳優は、自分がこの世からいなくなっても、活字が残る。
その時どう考えて感じたか表現して、作品を作って。
素晴らしい職業だな。

あまりに、ハマった小説に出会ったので、
おもわず記事にしてしまった。
nice!(1)  コメント(2) 

ツナグ [Book]

世の中のお盆休みが終わったらしく、
電車が日に日に混んで、都会に人が戻ってくる今日この頃。

またまた暇な通勤時間に、本を読み漁っております。
ここ2週間で読んだ本の中で、考えさせられた本。

1.JPG

『ツナグ』 辻村 深月
D氏が買ってきた本を貸してもらった。

ツナグとは、依頼を受け、死者を1晩だけこの世に蘇らせる仕事。
その仕事に関わる少年と、死者と再会した人々の話である。

テーマが生とか死とかになると、それだけでなんだか壮大なテーマなのだが、
色んな理由で死者と会いたい人々のドラマが織り交ぜられてて、
なんだか本当にこういう職業がありそう!って思ってしまう小説。

ストーリー序盤から(朝の電車の中)、涙をポロポロ流しながら
読み進んで、最後は、さわやかな感動(涙なし)がやってくる。

もし自分だったらどうするんだろう、ということを必ず考えるのだが、
今回も、自分が依頼主だったら、一体誰と会いたいだろう?
もし自分が死者だったら、誰と会いたいだろう、なんて考えてしまった。

深い、深い、けどドロドロ感のない、好きな小説でした。



nice!(1)  コメント(2) 

右岸 左岸 [Book]

私の好きな小説の1つに、「冷静と情熱のあいだ」という作品がある。
同じストーリーを辻仁成と江國香織が書いている映画化もされた有名なもの。

その第二弾というか、同じ趣向で書かれた作品が文庫化されるというのを
広告で見かけたので、先日本屋さんにて購入した。

3.JPG

どっちを先に読むべきか、ふと考えたが、
なんとなく江國香織のものを先に読み始めた。

茉莉という主人公が子供のころから初老になるまでの人生の物語なのだが
これがまた、不思議な魅力がいっぱいある話だったのでどっぷり世界にはまってしまった。
舞台は福岡 東京 パリ と流れていくのだが、
それぞれの町の雰囲気と空気の重さ、懐かしさ、それが彼女の人生とリンクしていく感じが
すごくストーリーに濃さとコクを加えてる。
久々にストライクな小説で、さらーっと読み流してた最近の数十冊よりも
どっしりと心に残り、でも後味の良い小説だった。

上下と2冊読み終わって、すぐに右岸を読み始めた。
人生の右岸は、九という少年が初老になるまでの人生の話であり、
左岸を読んだからこそ味わえる、右側の岸はこうだったんだ!という楽しみ。
やはり最後は、「冷静と情熱のあいだ」と同じく、
右岸を後に読んだ私は大正解!という感想。

小説家ってほんとすごいな。
日々の長い通勤時間があっという間に終わってしまう感覚。
続きが気になるから早く先を読みたいけど、読み終わるのがもったいない。
そんな気持ちを久しぶりに味わった小説でした。


nice!(1)  コメント(8) 

僕等がいた [Book]

右岸左岸を読んで以来、本が枯渇していた。
なかなか本屋さんでじっくり本を探す時間も無いのだが、
乗り換えの駅の中にある本屋さんへふらり立ち寄り、
とりあえず目に付いた小説を5冊購入、所要時間5分。

最初に読み始めたのは、
今すごい宣伝している映画の小説、『僕等がいた』。
どんなストーリーかも見ないで買ってしまった。

どうやら、コミック→映画→小説 という流れで
小説になったらしい。
もうコミックを卒業しちゃった私みたいなおばちゃんにはちょうどいい。
1.JPG
私はこの小説好きだな~。
何って、コミックから来てるからだと思うけど、青い!とにかく青い。
主人公の七美が17歳の頃から、7年間の物語。

17歳からすでに20年も経過しちゃってる私なんか、
知らず知らずのうちに心が錆びちゃって、どっか現実的すぎるのか
どっか人を信じられなくなってるのか、
何かにつけてそんなん綺麗事じゃん、って
思ってしまっているんだけど、
そういう感じが一切無くってすごい青い!青春ってやつですね。

文化祭とか後夜祭とか、おそろいのハッピとか合唱コンクールとか、
もう懐かしくって、あわーいモヤの中なのよねー。
さらに女子高だったからか、どうも共学とは違う青春を送っていたので
娘には共学の学校に行って欲しいわーなんて思ったり。

映画はたぶん観ないと思うけど、吉高ちゃんの七美かわいいだろうな~。
あとは釧路の風景もどんな風なのか、私が想像してる高校の屋上と青空と
同じように描かれてるといいなー。

さらっと小一時間で読めちゃう、軽くて胸キュンな小説でした。




nice!(0)  コメント(0)